クイズ早押し機をつくろう。 -1- 動機説明と部品調達編
こんにちは。今日と明日(16,17日)はセンター試験ですね。受験生の皆さんがんばってください。
かく言う私も実は今日と明日の夕方から夜はセンター模試です。でもまあ、まだ1年生ですし、受験生の皆さんほど緊張はしないのですが…(笑)
さて、突然ですがこのたび私は「クイズの早押し機」を作ることにいたしました。
早押し機とは?
クイズ番組でよくあるあのボタンでしょ?知ってる知ってる。という方、ちょっと待ってください。
「早押しボタン」と「早押し判定機」(早押し機)の明確な違いをご存知ですか?
私は知らなかったのですが…(笑)
各解答者の手元に置かれるボタンを「早押しボタン」、装置全体を「早押し判定機」(早押し機)と呼ぶ。
だそうです。
つまり、問題文が読まれているあいだに答えが分かった人が押して「ピンポン♪」となるボタンを「早押しボタン」と呼び、ボタンが押された順序を判定して出題者に伝える装置全体を「早押し判定機」(早押し機)と呼ぶそうです。(いやぁ、勉強になりました。)
今回私はその装置全体を作ろうと思い立ったわけです。
でも、なんで?
ええ、そう思われる方も多いでしょう。なぜこれまでWeb開発ばかりしてフィジカルな電子工作から離れていた私がそんなにゴリゴリの装置を製作しようとしているのか。
理由は2つあります_φ( ̄ー ̄ )
その1: クイズ研究会に触発されたから。
じつは最近私はTwitterでクイズ研究会の方々やクイズ作家の方々とのつながりを深めようと画策しています。
新しく作るWebサービスのコア利用者となっていただくためなのですが…そんなことはいいとして。
先日、とある高校のクイズ研究会のツイートを見ていて、楽しそうに早押しクイズ大会をする会員の方々の様子を目にしました。
そこで使用されていたのがそう、「早押し機」だったのです。しかもその高校は女子校であるにもかかわらず、なんと早押し機を自作されているそうなのです。
これはもう、私的には製作して、1日1000円(価格未定)でレンタルするっきゃないでしょ!!(ゲス顔)
その2: うちの高校でもクイズ大会をやりたいから。
日本で行われるクイズ大会は近年減少していると言われていますが[要出典]、今なお生き残る有名なクイズ大会に「全国高等学校クイズ選手権」通称「高校生クイズ」があります。
高校生的にはぜひ一度出場してみたいですね。その練習の場が必要です(強引)
さらに先日、YouTubeでとある高校の文化祭の様子を目にしました。
この高校では、クイズ研究会の主催するクイズ大会が毎年の文化祭で行われているそうです。
これはもう、私的にはうちの高校でもやるっきゃない!!
そうそう、その提案書を生徒会のHくんに提出しようと思って昨日の16時頃から物理部室で書類を作成していたのですが、およそ30分後に物理部室のPCではSmartArtが使用できないことが判明し、フリー使用のPCが設置されている講義室に移動したのは良いもののUSBメモリを紛失しイチからファイルを作成する羽目になり、さらに極め付けには、印刷しようとしたらプリンタとPCのLANケーブルが全て抜かれており(おそらくワックス掛けが原因)、ルーター等のLAN装置が未配線であったため、真っ暗な中(←電気つけろよw)教室にひざまづいてLANの接続口を探してLAN工事を行い、やっと印刷できたと思ったときにはすでに時刻は18:00… 疲れたので帰りました。またそのうち提出しに行きます。。。
部品調達をしました
はい、電子工作好きの方にはおなじみ秋月電子通商でとりあえず必要っぽい部品達をいくつか調達しました。写真付きでご紹介します。
まずはこれ。中身は何かというと….
そう、ボタンです。一番大事です。本体と取り付け用Oリングとコード付きコネクタで1セット120円でした。
フジソク社の照光式押しボタンスイッチ CLP44-L2-2という商品です。ボタンは5つ購入しました。
じつはこの商品が届くまで私は、コネクタは付属していないものと思い込んでおり、コネクタだけ単体で別に購入してしまったのでした… 1本50円x5本=250円…
ま、まぁいつか使える日がくるよね(笑)
このボタンの一つを分解してみると、中にLEDが内蔵されていることがわかります。回答権がある場合に点滅させたりできたらいいかなと思います。
お次はこちら。インピーダンス8Ωのごく普通のスピーカーです。
各ボタンに取り付けて「ピンポン」や「ブブー」の音を鳴らしたいと思い購入しました。1個で100円。リーズナブル!
これは何…?
かというと、SDカードスロットモジュールです。
今回使用するマイコンのメモリが限られているため、またチャイム音を簡単に変更できるようにするため、音の再生はSDカード内の音声を読み込んで再生する方式にしました。これはSDカードスロットを基板に半田付けしやすくするためのDIP化モジュールと呼ばれるものです。1個で250円と、かなり高額商品。
最後は今回使用する(予定の)マイコンさん、ATtiny2313-20PUです。
何も考えず使用回数が多いからという理由だけでこれを採用してしまったのですが、1個230円と昔に比べるとかなり値上がりしており、ATmega328(250円)などといったハイスペックモデルと値段があまり変わらないことなどを考えるとATmegaにしておけばよかったような気がしてきました…(笑)
まあプログラムを作ってみて入りきらなかったらまた考えます(笑)
だいたい一つのボタンモジュールに乗せる部品は上の写真のものと無線モジュールくらいかと思います。
装置の全体図(構想)は以下のような感じです。
うーん、難しそうだ。そもそもマイコンを一つにして全ボタンと有線接続すればそこまで難しくはないのですが、ここはやはり普通の早押し機との差別化を図らねばなりません…(笑)
私が特に技術的に困難だと考えていることたち:
- SDカードの制御(良いライブラリを探したい…)
- 音声再生中の割り込み(マイコン的には難しいと思う)
- PCと無線モジュールとの通信
- PC向けGUIアプリの開発(WindowsPCを用意しなくては)
などなど、問題は山積みですが4月ごろまでにはなんとか形にできたらなと思います。
それでは、模試の時間が近づいてきましたので今日はこのへんで失礼します。みなさんも楽しい電子工作ライフを!