連射式ゴム銃(大)を作る 其の壱 ~計画編~
みなさんこんにちは。Kyokuchoです。文化祭2016が何とかなって「MoetsukiSyndrome」になりかけていますが、これからも細々と、ネチネチと、ちまちまと、そして大胆に、且つ冷静に活動を続けていきたいと思っています。
今年の文化祭は物理部が人気投票で1位になることができました。物理部を応援してくださった皆さん、そして活動を支えてくださった皆さんありがとうございました。前回の文化祭でも、1位を取っており、2年連続のV。これで、まぐれではないと証明できたきがいたします。
今年の物理部では、昨年も実施したペットボトルロケット製作教室のほかに、自作ギター、水圧ロボットアーム、紙飛行機発射装置、ベルヌーイの定理を用いたピッチンングマシン、パスタタワーといった部員たちの創意工夫とチームワークと汗(暑さによる)と涙(流れたとは言ってない)の結晶といえる素晴らしい展示をしました。私はというと、主にペットボトルロケットと連射式ゴム銃を担当しました。 連射式ゴム銃の記事はこちら
今回展示したゴム銃について
今回展示したゴム銃は、6~8発の輪ゴム弾をセミオートで発射する(フルオートも可)ハンドガン程度の大きさの品物です。大変好評で作った側としてはうれしいのですが、物足りなさを感じています。なにが足りないか? もちろん威力です。このゴム銃では16~18号の輪ゴム、すなわち一般家庭で使っているものと同じ輪ゴムしか撃てないのです。これを展示するなら、製作教室でも開いて配布しようと思いましたが、顧問の反対や20セットという中途半端な数によってできませんでした。製作教室は今後もできないと思うので、連射性能はそのまま、銃の威力(+安全性)を追求したいと思います。
威力を上げるには
威力を上げるのは簡単です。銃を大型化して、荷造り用の大きな輪ゴムを飛ばせばいいのです。物理部には上の写真のような先輩方が残して下さった(見覚えのあるデザインの)大型ゴム銃があります。しかしこれにはいくつか問題があります。1つは、威力にむらがあることです。うまく発射できることもあればほとんど飛ばないこともあります。2つ目は、命中精度です。先端の形状のせいか弾道が安定しません。これでは来て下さった方々を楽しませられません。3つ目は、信頼性です。1つ目と2つ目の問題から、性能が安定しない⇒信頼性が低い⇒展示できない ということになってしまいます。事実、今年の文化祭では写真の銃は展示できませんでした。つまり、大型のゴム銃を作る際は、信頼性がキーポイントになります。
レポートについて
物理部は自然科学に携わる部活動です。そのため我々の顧問はただ展示物を作るのではなく、研究成果をレポートにまとめるという工程を非常に重視しています。つまり、何かしら条件を変えて、それを物理的に考察する必要があるのです。ゴム銃で輪ゴムを撃てるのは、弾性力のおかげです。また、輪ゴムの質量は弾道に大きく影響します。これらの点から、ゴムを引っ張る長さとゴムの質量を変えて実験をするようにしようと思います。
今後の方針について
上記の点から今後の方針まとめと…
- 先輩の銃+私の銃で基本設計をする。
- 銃身の長さを可変式に改造して実験できるようにする。
- 実験をする。
- まとめる。
- 銃を改良し信頼性を向上させる。
- (+・`ー´・)ドヤァ
という6つのプロセスを必要とすることがわかります。結構時間がかかりそうです。特に2番が難しいので、途中で方針の変更ということがあるかもしれません。
これからも研究を続けていくので応援よろしくお願いします。
連射式ゴム銃(大)を作る其の弐~設計編~はこちら←ただ今研究中