舐めるな！塩素の酸化力

こんにちはぱぱぱです。
最近よくテストが帰ってきますね～（他人事）
そういえば、2年生は化学で酸化還元反応について習って、こんな事人生に絶対関係ないだろうと思っていた矢先に起きた出来事を紹介したいと思います。

期末テスト発表前、とある事情で二酸化マンガンと塩酸を混ぜて塩化マンガンを作る実験を行っているとき、少し反応に時間がかかるので、物理部の外の物置においておきました。その時は、睡魔と戦いながら、塩化マンガンを作ることを目標としていたため、ある重大なミスを犯してしまいました。
そう、二酸化マンガンに塩酸を加えるとものすごく塩素が出ます。（化学の教科書にも赤字で反応式が載っています）4HCl+MnO2→MnCl2+2H2O+Cl2 ←この存在をきれいさっぱり忘れていた。

塩素といえば強力な酸化剤、当然周囲の金属を腐食へと導きます。
ご想像の通り、1日間、塩素を出し続けたビーカーの付近はすべて錆がついてしまいました。
もともと、この物置は、ごみ置き場においてあったステンレス製の薬品庫（ガラス部分は取り除かれていましたが…）を拾って来て、1週間ぐらいかけてアクリルボードを加工し磨き上げて再生したものです。
現在、上部を水耕栽培用にぱぱぱが占拠し、下部はカギがかかるので薬品や隠したいものを入れています。
そして驚くことにステンレス製のピンセットまでこの通り。
↑ピンボケしてます(・´з`・)

早く掃除しないと…と思い事務室から激〇ち君をもらって来て磨きました。
深部まで錆が入っていなかったのは、日頃の行いが良いからでしょうか！？

今回のまとめ
1.反応中の薬品を置いて帰るなど言語道断、もってのほかです。
2.薬品をまぜまぜするときは目的外の生成物が出ることを考慮する。
3.寝ぼけながら実験をしてはいけない。
4.化学の授業でやっていることは、人生において意外と重要だったりする。

皆さんも実験中よく（？）発生する塩素には気を付けましょう！( ・∀・ )ゞ