空き缶で手軽に?!炭を作ってみた(準備編)
こんばんは、ぱぱぱです。テストも終わり一段落したいところですが、期末テストの気配が日々強くなっています。そんな中でも物理部はひるまずに活動しています。
さて、今回のテーマは物理部で化学実験の第二弾である「手軽で簡単な炭作り」です。
皆さん、炭は昔は燃料として多用されていましたが、今はあまり使われていないなんて思っていませんか?
意外なことにたんすに入れる防虫剤的なものや、先日、家で分解した浄水器のカートリッジにも入っていました。そこで物理部の棚の脱臭、除湿と今後行う予定の金属加工の燃料製作の予備実験として炭酸飲料の大き目の缶を使って炭を作っていこうと思います。
準備するもの
① 木 今回は杉を使用します。(Kyokuhoの作っていた装置の一部を拝借させていただきました。←ごめん…)
② 空き缶 わざわざ道を一本挟んだ自販機に買いに行きました。
③ エタノール
④ 灰皿 (決して物理部員はタバコを吸っているわけではありません!)
⑤ 実験用三脚
⑥ 紙 酸素が入ってくるのを防げたらいいなーと思い入れただけのもので、あまり意味もなさそうです。
それでは実験開始です。
まず缶を二つに分け、その中に木材と紙を入れます。そしてその二つを下の写真のようにすると準備完了です。しかしこのとき2つの缶の間に隙間が出来ると、酸素が入り込みただ木を缶の中で燃やしていると言う状況になりかねないので注意しましょう。(僕たちは、粘土をつめておきました。)
それをアルコールを入れて火をつけた灰皿の上で加熱します。
加熱を始めて2分後、(暗かったのでピンボケしていてごめんなさい) 少しずつ、黄色っぽい煙が出てきました。この実験は屋外で行っていますが、換気扇によりこの煙が物理教室にどんどん入っていき、危うく煙式の火災報知機がなり始めるところでした…
あたりも暗くなってきたので、時間短縮のために、空き缶にアルコールを直接かけて着火した瞬間を収めた写真
※危ないので良い子の皆さんは一人で絶対に真似しないでください。アルコールが少しこぼれただけでも、引火して火災を引き起こす可能性があります。
完成です。
今回の実験は時間的な問題で、長く炙ることが出来なかったため、一見すると外は良く出来た炭になっていましたが内部はまだ生木のままでした。また、炭を作るためだけに、多量のエタノールを使用してしまいとてももったいないことをしてしまいました。この事から言えることは、炭作りは、一気に加熱し生産しないと、熱効率が悪くなってしまい、長時間加熱しないと内まで炭化せず、完全な炭にはならないと言うことです。ですから、この実験は3者面談があり学校が午前中で終わる日に時間をかけてもう一度行いたいと思います。
今回の実験は結果的には失敗に終わってしまいました。しかし「失敗は成功の母」Byエジソン と言われるぐらい科学において失敗は大切なものです。ですから、次の実験では失敗しないように次回はこのことを生かした実験計画を立てていこうと思いますので、よろしくお願いします。
今度はもっと完全な炭を作りたいな〜