捨てられたテレビを見て何を想うか
先ずこの画像をみてほしい。
人間のために作られた者たちの成れの果てである。まだまだ使えるものがほとんどだと思うが、彼らは数年前の薄型テレビを売るという目的の地デジ化の犠牲となった。これを見て私は「儲かればよかろうなのだ!!」という思想に疑問をもつ。
そこで彼らのために歌をつくった。
「液晶の 眩い画面を 前にして 別れを惜しむ 秋の夕暮れ」 ※素人の短歌です。
前置きが長くなりました。物理部員のKyokuchoです。今回は捨ててあったブラウン管のテレビを見つけたのでブラウン管について書きたいと思います。
ブラウン管とはどんな仕組みなのでしょうか。一行で説明するなら・・・
「電子を蛍光版へ撃ち出し、光らせる。」
この一言で片づけることができます。もちろん、これだけではテレビになりませんが、基本はこれです。
ブラウン管のテレビには物理部にとって非常に魅力的な部品がたくさん使われています。
さて、すぐにでも分解したいのですが、ブラウン管テレビを分解するにおいて気を付けなくてはならない点があります。一つ目は、ブラウン管は数万Vで動作しており、電源を切っても数日間は帯電しているという点です。それ以上に気を付けなければならないのは真空管を使用している、というよりそれが本体なので、割ってしまうと爆発してしまうという点です。要するに、素人が下手に触ると・・・
こうなります。
ですが、ナッシングベンチャーナッシングゲインです。失敗を恐れていたのでは何も変えられません。新たな境地を目指すには勇気が必要です。我々は「チャレンジャー」で在り続ける必要があるのです。
打ち上げ前の「チャレンジャー号」
という訳で我々は今日早速テレビを分解しました。 とは言っても分解したのは私ではなくT君です。(その間私はアクリル板を切ってました)
テレビから基盤を外して、部品を手に入れることができました。フライバックトランスなどは(危険だが)多くの使い道があるので収穫は大きいと思います。基盤以外の真空管などの部分は恐ろしいので元の形に戻し、爆弾を抱えた気分で廃品回収のコンテナまで持って行きました。(画像が無くて申し訳ありません)
この記事をみた皆様にお願いと警告があります。ブラウン管テレビの分解は非常に危険です。少し大げさに思えるかもしれませんが、T君は、命がけの任務を行ったと言えます。もし、あなたがこの記事を見てテレビを分解したいという衝動に駆られ、実行し、どんな目に遭ったとしても、我々は一切の責任を負いません。
自分の命を大切にしつつ、電気製品破壊生活をエンジョイしましょう!!
The most important thing is the life・・・
し、死ぬなよ?…少しうらやましいけど。
僕もいろいろ分解するの好きだから。(いつもそうやってMP3プレーヤーが壊れる(^-^;)
あーあ、局長達と同じ年だったらよかったのになぁ(笑)
コメントありがとうございます。
FBTとかを取り外したのはいいのですが、使い方を慎重に考える必要がありそうです。(下手すると天に召されるので)
これからも安全第一(笑)で頑張っていきます。
おー、良いねぇ。ブラウン管なら質の良いトランスが使われてそうだ。