科学の甲子園2日目 後編
「時間がない。」この大会に来てからこの言葉を何回言っただろうか。前回も書いたが普段、ゆっくり弁当を食べるぱぱぱにとって10分で弁当を食べろなんて無理だ。そう思いながらご飯を一気に食べてから、そういえば今日はセグウェイの体験ができる日だったことに気付き、急いで会場に向かう。が、なんと雨の影響により中止だというのだ。(フラグ回収してしまった…)セグウェイの試乗体験をこの記事の目玉にしようとしていたのに…そこで急遽予定を変更して、手作り感満載のプラネタリウムに入ることにした。
↑中はこんな感じ (直径7メートル、幅4~5メートル)
外見はチープだが大きなブロアーで中に空気を入れ、その圧力でこのドームを支えている。この簡単な仕組みなら、我が物理部でもプラネタリウムが楽しめるではないか、と思い肝心の小型プラネタリウムはいくらぐらいするのだろうとググってみると、なんと3000円で売っているではないか、来年の文化祭で物理部がプラネタリウムをやるのも一興かもしれないと変な妄想をしているうちに上映が終わってしまっていた。(途中、睡魔に襲われて寝てしまった。)
「やばい時間がない。」そう思いつつパラシュートを落とす。前回より良い記録が出たが、全国的に見るとまだまだだ。セロハンテープを丸めて作った棒で枠を作ったり、回転しながら落ちるように羽をつけたりと、我々では思いつかないアイデアばかりで本当に驚愕だ。やはり常識に捕らわれてはいけない。そんな教訓を学びながら次の試験会場へ向かう。
次の試験は生物の実験競技だ。なぜ物理部の人間が生物の実験に参加しているのだろうか。そう思う人もいるかもしれない。だが何を隠そうぱぱぱは物理部でありながら生物を選択している変わり者なのだ。そんなこんなで実験競技が始まる。内容は納豆菌のDNAを採取して電気泳動するというものだ。DNAってそんな簡単に集まるの?と問題を見て思ったが、思ったより結構簡単。今度水耕栽培のレタスを使ってDNAを取り出してみようとブログのことを考えつつ実験を続ける。途中、ぱぱぱが無意識のうちに実験に使う「ゲル」を半分にしてしまった以外特にアクシデントはなく(半分に割ってしまったときは血の気が引いた(;´д`)2時間の競技時間もすぐに終わってしまった。次は物理の実験。takaki氏にバトンパスを行い2階の観覧席に上がった。その途中で会場の人にヘッドホンをもらったので、装着してみると、なんと実験の様子を実況していたのだ。
↑ヘッドホンで実況を聴いてます。 byオオサンショウウオ
物理の実験は風船を膨らまして、そのエネルギー量を求めるというもの。
風船を作用反作用の法則で飛ばしてみて、その飛距離からエネルギー量を求めたり…などなど色々な方法で求められそうだ。見ているだけでは2時間を耐えることは出来なかったが、実況を聴いていると2時間はすぐだった。
ああ、明日は最終日。明日こそは頑張ろう。そう思い宿舎の自販機でエナジードリンクを買おうとする。
「ああ財布がない」(部屋に忘れていました…)
結局エナジードリンクは買えなかった。
部屋に帰ったら、光通信の練習をするぞ。
そう心に決めつつ部屋に入ったとたんベッドでZzzしてしまったぱぱぱであった。