流れ星に願いを叶えてもらうには?
こんばんは ぱぱぱです。
今日は夜空を見上げての第2弾、記事のテーマは流れ星に願叶えてもらうには?です。
先日のブログに書いたように流れ星は1㎝以下の彗星の塵が地球の大気圏で燃えて肉眼で見える物です。しかし何度観察しても、その間に願い事を3回言うことは出来ません。そもそも物理的に流れ星が流れている間に3回願い事を繰り返して言うことは出来るのでしょうか。そのことについて考えてみたいと思います。
そもそも流れ星は大気圏で塵が燃えて発光するといいましたが、大気圏といっても500km~0kmまでととても幅が広いです。しかし、流れ星が発光するのに関わるのは、地上80~150kmの酸素の多い熱圏の下のほうのところで、そこで流れ星は燃え尽きます。と言うことは、流れ星が発光する距離は約70kmと言うことが出来ます。…①
では流星のスピードはどのくらいの速さなのでしょうか?
流れ星の塵は彗星から発生したものです。と言うことは要するに、彗星のスピード約秒速30kmは最低出ていることになります。それに地球の重力の影響により、第二宇宙速度で地球に向かって引き寄せられるため、約11kmのスピードで引き寄せられます。すなわち、流星のスピードは11+30=約41kmと言うことが出来ます。…②
この二つのことを考えると、流れ星は71÷41=1.73170732≒1.7秒ほどで燃え尽きてしまいます。
しかしながら、地上80kmまで燃え尽きない流れ星はよほど大きなもので無ければならず、大体1秒ぐらいでほとんどの流れ星が消えてしまいます。日本人は平均的に400字の原稿用紙を1分で読むと言われていますので1秒間に約6.6文字、早口言葉はその2~2.5倍の文字を読むことが出来るといわれていますから(←インターネットでさまざまな記事にある数字を僕の偏見で平均すると)、約16文字を流れ星が流れる間に読むことが出来ます。しかし、願い事をかなえるためにはそれを3回言わなくてはなりません。と言うことは、願い事は5文字程度のことにまとめなくてはいけません。5文字で言える願い事と言えば「金が欲しい」×3ぐらいしか僕には思いつきません。(僕が欲深いだけなのかもしれません。こんな願いは、きちんと3回言えても、叶いませんよね・・・)
でも、今回のふたご座流星群は、ほかの流星群であるペルセウス座流星群より、光る時間が長いものが多いと言われています。明日は全国的に天気の悪いそうなので、ぜひ皆さんも夜空を見上げて願い事を星にかけてみてはいかがでしょうか。
※流星の速度などは、地学の教科書、物理の教科書などを基にして算出していますが、自然の真理というようなものはこんな簡単な四則計算で求めることは出来ません。今回ブログに書いたものは、複雑な式を簡略化したものです。また、少数などは大きく省略化(求めることが出来ないので)しています。誤差も大きいと思いますが物理が苦手な物理部独自の見解として、ご了承ください。